地球温暖化の原因と現状について
生長の家では、地球温暖化問題の解決に取り組んでおります。地球温暖化問題への取り組みは様々ですが、本当の原因を解決するような情報は少ないものです。
地球温暖化の本当の原因を知らず、温暖化問題の現状も知らない。これが世の中の現状かもしれません。
当サイトでは、そんな地球温暖化問題の原因や現状についてまとめ、本当の原因を解決する情報を提供していきます。
地球温暖化問題の解決は私たちの想像以上に困難であり、非常事態といえるほどの危機的な現状です。この地球温暖化の原因を解決せず、現状を無視して進んでしまっては、将来に多大なる悪影響を及ぼしてしまいます。
何とか地球温暖化の原因を解決し、危機迫る現状を変えていきたいものです。
しかしながら、現状への単なる危機感では、さらなる危機を招いてしまいます。
根本に明るい希望をもって、起きている現状や事実を冷静に正しく判断し、本当の原因を解決していかなければなりません。
では、地球温暖化の本当の原因は何なのでしょうか?はたまた、地球温暖化問題の現状を解決する鍵はどこにあるのでしょう。
この地球温暖化問題を解決する鍵について結論から書くとすれば、すべてのものを神の生命(イノチ)、仏の生命(イノチ)と拝む「宗教心」が必要です。なぜなら、地球温暖化の本当の原因は、私たちの「心」と日々の「生活」にあるからです。
人間中心の現代の世界には、「すべては神において一つ」であり、すべての生命の本質を拝むような心がけ(宗教心)と、それに基づいた生き方が求められています。まずは、当ページにまとめた地球温暖化の原因や現状への理解を深め、問題の解決に向けて進んでいきたいところです。
また、生長の家には、ゲームによって私たちの心をもっと自然に近づけ、地球温暖化の原因にもなっている人間中心の意識から抜け出すことを目指したサイトがあります。本ページの内容を読んで温暖化への理解を深めた後は、下記のサイトにアクセスしてゲームを楽しんでみて下さい。
“ムスビ”の働きで地球温暖化の原因を解決!無料ゲーム「ムスビ・ワールド」
地球温暖化問題とは
国を越えて環境保護の条約が取り交わされるなど、今や地球環境問題は世界規模の問題になっています。
私たちが日常で当たり前に営んでいる現代の生活(大量生産・大量消費・大量廃棄)によって、美しい緑の地球はだんだんと汚染され、破壊され続けているのです。
その結果、現在の地球は、過去1400年で最も暖かくなっており、地球規模で気温や海水温が上昇し、氷河や氷床が縮小するなどの現象が起きています。
この地球温暖化は、平均的な気温の上昇だけでなく、異常高温(熱波)や大雨・干ばつの増加など、さまざまな気候の変化をともなうものです。
そして、水資源や農作物、自然生態系や自然災害など、私たちの暮らしにも影響を現しはじめています。
今後、地球の気温はさらに上昇すると予想され、水、生態系、食糧、沿岸域、私たちの健康などに、より深刻な影響が生じると考えられています。
地球温暖化の原因・二酸化炭素
地球温暖化の本当の原因は「心」にありますが、その心が生み出した具体的な原因は「温室効果ガス」の増加です。この温室効果ガスは、二酸化炭素、メタン、フロンガスなど、様々なものがあります。
中でも二酸化炭素は、もっとも地球温暖化への影響が大きいガスです。
産業革命以降、私たち人間は、「自然環境は人間に利用されるために存在する」という人間中心主義の信念のもとで、地下資源である化石燃料(石炭、石油など)を大量に消費し、そこから排出される二酸化炭素を大気中に放出し続けています。
これが地球温暖化の主な原因になっているわけです。
人間中心主義の心で自然界から奪う生き方を続けた結果、大気中に大量の温室効果ガスを増加させ続けているのが現状といえます。
このまま温室効果ガスが増加し続けると、2100年までの平均気温は、最大4.8℃上昇する予想されています。(IPCC第5次評価報告書より。詳しくは→「地球温暖化対策で新しい文明を築こう!」今の時代にあった生き方へ)
地球温暖化の原因を解決するには、自然に与える生き方を拡げて、温室効果ガスを削減していく必要があるのです。
※仮にこの温室効果ガスが地球上から全く無くなってしまうと、地球の温度は約マイナス19℃になってしまいます。そのため、温室効果ガスが適度に地球を取り囲み、温室のように暖めてくれることによって、地球の平均気温14℃が保たれ、生物にとって快適な温度にしてくれるというわけです。しかしながら、すでに述べたとおり、現状はこの温室効果ガスが大量に放出されていることが原因で、地球の気温がどんどん上昇し、自然界のバランスが崩れています。
地球温暖化の原因・肉食
先ほどの温室効果ガスの中で二酸化炭素に次いで原因となっており、大きな影響を及ぼしているのが「メタン」です。
近年、この地球温暖化の原因となるメタンが大幅に増加してきています。
メタンは湿地や池、水田で枯れた植物が分解する際や、天然ガスを発掘する時などに発生しますが、中でも最も多く発生しているのが、家畜・家禽(牛や豚など)のゲップです。
現代は、多くの人が肉を好んで食べており、外食産業では肉食を取り扱う店舗が後を絶ちません。
この肉食産業がより多くの肉を確保するために、食用の牛や豚、鳥などの家畜や家禽を増やし続けています。
世界各地では、その土地を作るために森林が伐採され、環境を破壊し続けているのが現状です。(森林破壊も地球温暖化の原因になる)
そして、飼育中に出る家畜・家禽(牛や豚など)のゲップでメタンが排出され、温暖化を促進しています。
このメタンの温室効果は、二酸化炭素の23倍とも言われ、肉食が増えれば増えるほど、地球温暖化が深刻化していく現状なのです。
その他、肉食は家畜を早く太らせるために、穀物を大量に消費しており、飢餓問題と密接に結びついています。倫理的な問題や健康的な問題など、様々な問題を抱えているのが肉食の問題です。
地球温暖化の原因となる肉食の現状と、各種問題についての情報は以下の動画でわかりやすく紹介しています。どうぞご覧ください。
地球温暖化のティッピング・ポイント
世界では、地球の平均気温を2℃以上上昇させないように、様々な対策や取り組みがなされています。
地球の平均気温が2℃上がることで、重大な変化が起きると言われているからです。
この平均気温2℃の上昇は、転換点を意味する「ティッピング・ポイント」ともいわれています。
しかし、「平均気温が2℃上がったら大変だ」と言われても、なかなか実感しにくいのが現状ではないでしょうか。
たとえ気温が2℃上がっても、たいした変化ではない。そう考えがちの数字だといえます。
これに関しては、実際にお風呂などで体感してみると、その影響に気が付くはずです。
試しに、いつも入っているお風呂の温度を2℃上げてみましょう。暑くてお風呂に入っていられません。
お風呂の温度を4℃上げれば、湯船から飛び上がって出てしまうはずです。
このように、2℃の上昇でも体感的に大きな影響があります。
それが地球規模で起きるというのですから、その大変さと深刻さがわかるのではないでしょうか。
地球温暖化の影響
地球温暖化が進むと、気温が上昇するだけではなく、地球全体の気候が大きく変化します。
現状、既に世界各地でその影響が現れはじめ、私たちの暮らしにも重大な影響を引き起こしています。
以下は、地球温暖化問題の現状とその影響です。
①気候変動による異常気象・自然災害の増加
年々、気候変動による自然災害が増え、その被害は既に私たちの生活に現れはじめています。
熱波・森林火災・地震・大雨などの自然災害の原因は、異常気象によるものです。
今後、異常気象によって自然災害が続けば、多大なる被害とともに、本当に私たちの居住地を失うことにもなりかねません。
地球温暖化の原因が解決されなければ、異常気象は現状よりも確実に増えていくと予想されています。
②生態系が壊されて生物多様性が破壊される
地球温暖化が原因となって絶滅の危機に瀕している野生動物は、ホッキョクグマをはじめ約2,800種に及ぶといわれています。
植物に関しても生育に適した気温や降水量のある地域に育つものは、気候の変化に対応できません。
生育地域が変わることで現状と環境が変わってしまい、本当に絶滅する植物も少なくありません。
そして、植物がなくなれば、その植物を食べて生きていた動物たちの生命も失われることになるのです。
地球温暖化の本当の原因を解決していかないかぎり、この流れを止めることはできません。
③海面が上昇し、国土が水没。海の生態系にも影響が及びます。
海面上昇の主な原因は、海水の温度上昇による膨張と氷河や氷床の融解であると言われています。
過去100年で世界の平均海水面は約19cm上昇しており、日本では海面が1m上昇すると、全国の砂浜9割以上が失われると予測されているところです。
海面が1m上昇することは、東京23区で例えると、江戸川区や葛飾区のほぼ全域まで影響を受けることになります。
そして、海水温の上昇は、海の様々な生物にも影響を及ぼします。特にサンゴは、水温の変化に弱く、サンゴが生息する一帯(単位)で死滅する可能性があるものです。
また、様々なプランクトンや貝類、甲殻類など、海洋生態系の基盤を担う多くの生態系にも多大な影響を及ぼします。
砂浜に住んでいる生物の産卵や子育て、渡り鳥も打撃を受けると予測されています。
④森林火災が増えて湿地が失われる
地域によっては乾燥化が進み、森林火災が増え、そこに生きる野生生物の生息地が失われていきます。
また、海面の水位が上昇することで、沿岸部を中心とした地域に広がる湿原や干潟で、塩分濃度の上昇や水没といった被害が出ると考えられています。
地球温暖化が原因となって、世界各地の湿地環境が大幅に減少すると予測されているのです。
⑤干ばつ等による水や食糧不足
世界人口の6分の1の人々は、氷河や雪解け水から、生活するための水を得ています。
そのため、特に乾燥した地域に住む人々や、氷河や雪に生活用水を頼っている人々は、その被害を受けやすくなります。地球温暖化が原因となって、干ばつ地域が広がってきている現状です。
また、気温や雨の降り方により、農作物にも大きな影響を及ぼします。気候の変化に伴い、種類や生産方法にも対応せざるを得ません。そのようなことになれば、経済力の無い小さな農家は対応が難しくなり、収穫量も少なくなる可能性があります。
乾燥地域の農家においては、土壌水分が減少することで、干ばつに見舞われる可能性が高くなるのです。
⑥伝染病や飢餓の拡大
熱帯地域などの一定の場所にしかなかった伝染病が、虫などを介して広がっていくと言われています。
また、当然ですが、食料の生産性が下がると、飢餓状態に苦しむ人々が増えていきます。
特に食料の生産性が下がるアフリカ地域では、飢餓人口が拡大する上に、体力の低下によって病気にかかりやすくなるといわれています。
地球温暖化の本当の原因を解決するために
以上のように、地球温暖化の現状とその影響は様々なものがあり、どれも私たちの生活に密接にかかわってくるものばかりです。地球温暖化の本当の原因を解決するためには、冒頭に書いたような心の問題を解決し、具体的な対策をしていく必要があります。
下記のページでは、本当の原因を解決するための具体的な温暖化対策を掲載しています。
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『今こそ自然から学ぼう 人間至上主義を超えて』
2002年に発売されたものですが、地球温暖化問題の原因を解決する必要性や、生長の家が地球環境問題に取り組む理由等について、詳しく説明されている書籍です。その他、遺伝子操作をはじめ、自然や環境を改変することの問題点など、現代を生きる上で重要な考え方を学ぶことができます。